にへって笑える日がすきだ。

ちいさなしあわせがたっくさん詰まっている、そんな毎日がいい。よそ見しながら生きていこう。【書籍化が夢♡】

心からの祝福が。【後編】

 

今日は、前回の記事の続きです。

休みの日に税務署に行っていたら、お店から電話がかかってきましたよーって所でした。

 

「もしもーし。(苗字)です。お疲れ様〜〜!どーしたーん?」

「あっキムラです!お疲れ様です。お休みなのにすみません!いま大丈夫ですか?」

「おお、姫。大丈夫だよ、何かあった?」

「店長っ!!!捕まりましたっ!」

「おっっ????」

「万引きです!あのっ!Kヤマですっ!」

「……っ!マジでっ!?捕まった!?」

 

最初は公共の場だからと抑え気味で電話をしていた私ですが、ようやく憎き敵を御用にしたという朗報に、思わず大きめな声が出てしまった。

この後、これから行くから1時間から1時間半くらい待ってて欲しいという事を伝えて、電話を切った。

 

電話を切ったと同時に、私らの前に並んでいたおばちゃんが、くるっと私の方に向き直って聞いてきた。

「捕まったの?」

一瞬、誰?とは思ったけど、嬉しい私はにこやかに答える。

 「あっはい!ずっとマークしていた万引き犯がようやく捕まったっていう連絡でした!」

おばちゃんは破顔した。

「よかったじゃなーーーい!」

私の片手を握りしめ、空いてる片手で私の肩をバンバン叩く。

うっうん?誰?いたい、いたったっ!

 おばちゃんは尚も嬉しそうにしている。なんだろう?同じように万引きに苦しめられている小売の事業主さんかな???

 

「…ということで、私行くわ」

連れに、簡潔に伝えて列を抜けようとしたら、おばちゃんはニコニコしながら、ぱん…ぱん、ぱんぱん!と拍手をし出した。

そして、自分の周りの人にも「万引きが捕まったんだって!」と言って、拍手を促す。

最初は控えめに…

徐々に拍手は広がっていった。

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廊下全体に拍手は広がっていった。

わけもわからずに巻き込まれた人が多数だったはず。その中を、ぺこぺこしながら通過する私。…なになに?この子がどうしたの?みたいな好奇の目。

なんなの、なんの辱め?

 

でも思えば、税務署を出る時には、すっげー勇者みたいな高揚感あったわ(笑)よっしゃ!やったるで!みたいな。まぁ、現場検証とか事務処理に行くだけなんだけどね。

 

結局、警察の事務処理にそのあと7時間付き合わされたのと、書類不備がありました…ごめんなさい、と翌日早朝に警察に出向かなきゃいけなかったこと。

肝心のKヤマについては、ほら!店長さんに謝りなさい!と警察に促されて、ヘラヘラしながら謝られて、その日に万引きしようとしてたCD1枚とDVD2枚の料金を徴収しただけだった。(いわゆる厳重注意ね。罪としてつかない)

前記事にも書いたかもしれないけど、過去の清算は出来ないし、回収もできない。

私自身も、この日結局タダ働き。

万引きに泣くのは販売店のみ。

ホント、冗談じゃなく「この世からいなくなってしまえ!」と思う存在。

…そういう意味でも、おばちゃんが拍手喝采してくれて少しは救われたなって、思ったりするんだ(≧艸≦)y なんて、にへっとして帰ったところ、税務署に置き去りにした家族から、ぷんすか怒られてしまった(笑)

あんな生温かい空気感の所に私を置いていくなんて!と。えっ?おばちゃん優しかったでしょ?と私が言うも、自分は当事者じゃないからおばちゃんもどう扱えばいいか困ってる感じで、すごいぬるめの視線だったよ!と。

あ…あぁ、すまん。